2006-03-17

運とミスとツキ

ワールドベースボールクラシック(WBC)を見て思った。

初戦のアメリカ戦、審判の誤審で日本が負けてしまい、いきなり最悪の展開となった。
二戦目のメキシコ戦は、日本が終始安定した強さを見せつけ、順当に勝った。
三戦目の韓国戦、双方の投手陣がガッチリ抑えて、行き詰る投手戦。
日本の守備で、たった一つのサードのエラーが、試合を決定づける致命的なミスとなり、宿敵韓国に負けてしまった。

韓国に負けたので準決勝進出が絶望的だったが、よもやアメリカがメキシコに負けてしまい、日本代表が準決勝に進出することになった。

この四つを表現すると、地獄、通常、地獄、天国となる。
どうしようもない不可抗力で負けた初戦は、不運だったが地獄行き。
三戦目は単なるミスで地獄行き。

王監督までも99%あきらめていたが、なぜか幸運を活かしきれなかったアメリカが自滅して、1%の思いが実現してしまったので、結果は天国。

山あり谷あり、人生そのもののようなアップダウンをこの5日で体験しながら、ビジネスと似ているなと思った。

先ずミスをしたら負ける、制御不可能な不運は突然やってくる、結果が出るまでは最後まであきらめてはいけない等。

運やツキといったものを大事にして、自分で制御可能なものは確実にコントロールする。

制御不可能な事は、現実を素直に受け入れて現状を理解し、最善策をとる。
1%の望みがあるなら、チャレンジあるのみ、信じたものだけがツキを拾うのである。

運やツキを最大限味方につけて、着実に努力しなければ・・・
野球を見て思った実感だが、ビジネスにも相通じることである。

2連敗中の韓国に、首の皮一枚の崖っぷちから這い上がってきた、ツキのある日本がどう雪辱を晴らすか。

19日、既に2度地獄を味わって失うものがない日本代表、3度目の韓国戦が楽しみである。
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